
帯状疱疹(たいじょうほうしん)とは?
帯状疱疹は、子どもの頃にかかった水ぼう そう(水痘)のウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)が、体内の神経に潜伏し、免疫力の低下をきっかけに再活性化することで発症する病気です。
体の左右どちらか一方に、ピリピリした痛みとともに赤い発疹や水ぶくれが帯状に現れるのが特徴です。
帯状疱疹の初期症状
帯状疱疹は「皮膚症状が出る前」が重要です。
① 痛み・違和感
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ピリピリ、チクチクした神経痛
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焼けるような痛み
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触ると痛い(アロディニア)
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かゆみや違和感
👉 ポイント
この段階では皮膚に異常がないため、筋肉痛・肩こり・神経痛と誤認されやすい
② 数日後に発疹が出現
皮膚のぶつぶつの特徴
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赤い発疹 → 小さな水ぶくれ
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神経に沿って帯状に出る
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体の左右どちらか一方のみ
③ 全身症状
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発熱
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倦怠感
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頭痛
などの全身症状が出ることがあります
帯状疱疹の好発部位

注意すべきポイント
① 早期治療がすべて
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抗ウイルス薬(バラシクロビルなど)は
👉 発症後72時間以内が最も効果的 -
遅れると
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痛みが長引く
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帯状疱疹後神経痛に移行しやすい
② こんな場合はすぐ受診
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強い痛みがあるのに皮疹が出ていない
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顔・目・耳に症状がある
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高齢者
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糖尿病・免疫低下状態
③ 人にうつる?
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帯状疱疹そのものはうつりませんが
👉 水ぼうそうにかかったことがない人には感染し、水痘として発症する可能性があります
帯状疱疹後神経痛(PHN)
帯状疱疹の最大の問題がこれです。
定義
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皮疹が治った後も3か月以上続く痛み
症状
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電気が走るような痛み
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触れるだけで痛い
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夜間に悪化
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慢性的に持続
リスク因子
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高齢(特に60歳以上)
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初期の痛みが強い
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治療開始が遅い
治療
帯状疱疹の治療
抗ウイルス薬
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バラシクロビル
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アシクロビル
痛みの治療
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NSAIDs
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神経障害性疼痛薬など
帯状疱疹後神経痛の治療
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神経障害性疼痛薬(プレガバリンなど)
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抗うつ薬
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神経ブロック(ペインクリニック領域)
👉 早期治療が最大の予防策
予防
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帯状疱疹ワクチンで発症リスク低下
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特に50歳以上は推奨
受診の目安
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皮膚症状が出る前の痛みでも疑えば受診
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発疹が出たらすぐに受診(当日が理想)
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顔の症状は緊急性あり
よくあるご質問(Q &A) Q1. 帯状疱疹はどんな病気ですか? 帯状疱疹は、昔かかった水痘のウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)が体内に潜み、免疫力が低下したときに再び活動して起こる病気です。 体の片側にピリピリした痛みと水ぶくれが出るのが特徴です。 Q2. 初期症状はどんなものですか? 発疹が出る前に以下の症状が出ることが多いです。 ピリピリ・チクチクした痛み 触れると痛い かゆみ・違和感 👉 ポイント この段階では見た目に異常がないため、 「肩こり」「腰痛」と間違われやすいです。 Q3. どのタイミングで受診すればいいですか? できるだけ早く受診してください。 特に以下はすぐ受診: 痛みが強い 数日後に赤い発疹が出てきた 顔・目・耳に症状がある 👉 抗ウイルス薬は 発症から72時間以内が最も効果的です Q4. 帯状疱疹はうつりますか? 帯状疱疹そのものはうつりませんが、 水ぼうそうにかかったことがない人には感染し、 水ぼうそうとして発症することがあります。 👉 小さなお子さんや妊婦さんには注意 Q5. 帯状疱疹後神経痛とは何ですか? 皮膚が治ったあとも痛みが続く状態を **帯状疱疹後神経痛(PHN)**といいます。 数か月〜数年続くこともある 電気が走るような痛み 触れるだけで痛い 👉 特に高齢者で起こりやすい Q6. 帯状疱疹後神経痛は防げますか? 完全には防げませんが、 早期治療でリスクを大きく下げられます。 👉 重要なポイント 早く受診する しっかり治療する Q7. 治療はどのように行いますか? 主に以下を行います。 抗ウイルス薬 痛み止め 神経痛の薬 👉 痛みが強い場合は **ペインクリニックでの治療(神経ブロックなど)**も有効です Q8. ワクチンで予防できますか? はい、予防できます。 発症リスクを低下 重症化・神経痛を予防 👉 特に50歳以上は接種が推奨されています
