
肩の痛み
「腕が上がらない」「夜になるとズキズキ痛む」「着替える時に肩が痛い」「髪を後ろで結ぶ時に痛む」など、肩の痛みは日常生活に大きな影響を与えます。
特に40代以降では「四十肩・五十肩」と呼ばれる状態が増えてきますが、原因はそれだけではありません。
放置すると動かしにくさが残ることもあるため、早めの対応が大切です。
こんな症状はありませんか?
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腕を上げると痛い
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洗濯物を干す・服を着るのがつらい
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夜、寝ていると痛みで目が覚める
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肩を動かすと引っかかる感じがある
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じっとしていても痛む
よくある痛みの原因
■ 肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)
最も多い原因です。
関節の炎症により、痛みと動かしにくさが出ます。
■ 腱板損傷
肩の筋肉(腱板)が傷つくことで、腕が上がりにくくなります。
■ 石灰沈着性腱炎
肩にカルシウムがたまり、急に強い痛みが出ることがあります。
■ 頚椎由来の痛み
首の神経の影響で肩に痛みが出ることもあります。
注意すべき症状
以下の症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
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夜間の強い痛みが続く
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腕がほとんど上がらない
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しびれを伴う
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徐々に悪化している
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胸痛を伴う(心筋梗塞の可能性がありすぐに医療機関を受診しましょう)胸痛のページへ→
当院での肩の痛みの治療
お薬による治療(内服治療)
痛みや炎症をやわらげるために、お薬を使用します。
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消炎鎮痛薬(痛みと炎症を抑える)
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胃にやさしい鎮痛薬
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神経の痛みに効くお薬
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筋肉の緊張をほぐすお薬
患者さまの体調や持病に配慮しながら、安心して続けられる治療を行います。
受診の目安
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痛みが続いている
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日常生活に支障がある
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自然に良くならない
このような場合は、無理をせずご相談ください。
早めの治療で、回復がスムーズになることが多いです。
注射による治療
(関節注射・神経ブロック)
痛みが強い場合には、肩の関節や周囲に直接お薬を注射します。
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肩関節内注射
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肩峰下滑液包注射など
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神経ブロック
比較的早く痛みの軽減が期待でき、日常生活の改善につながります。
リハビリテーション
痛みが落ち着いてきた時期から、肩の動きを取り戻すための運動療法・ストレッチ指導を行います。五十肩は「自然に治る」と言われますが、放置すると関節が硬くなり回復が遅れることがあります。早期からのリハビリが改善を早める場合があります。(2026秋から開始)
肩の痛みに関してもっと読む
肩の痛みのリハビリテーション
(2026年11月開始予定)
五十肩でいちばん怖いのは、痛みそのものより「動かさなかった期間」です。
痛いから動かさない、動かさないから固まる、固まるからさらに動かせない。
この悪循環に入ると、痛みが引いたあとも肩が上がらない状態が残ることがあります。
一方で、炎症が強い時期に無理に動かすと悪化します。
「いつ、どこまで動かすか」の見極めが要になります。
当院では2026年11月より運動器リハビリテーション(保険適用)を開始する予定です。
■ 痛みを抑えてから動かす、という順序
当院では麻酔科専門医がエコーガイド下で
肩関節注射・肩峰下滑液包への注射・神経ブロックを行っています。
炎症期は痛みを抑えることを優先し、
痛みが落ち着いた段階でリハビリに移る。
この切り替えを同じ院内で判断できるため、
「動かしはじめる時期」を逃しにくくなります。
■ 肩のリハビリで行うこと
・肩の可動域を広げる運動(時期に応じて強度を変えます)
・肩甲骨の動きを出す運動(肩だけでなく肩甲骨から動かす)
・肩まわりの筋肉(腱板・肩甲骨周囲筋)の強化
・夜間痛が強い時期の寝る姿勢、腕の置き方の指導
・自宅で続けられる運動の指導
・神経ブロックで痛みの少ないリハビリが可能です
■ 費用の目安
健康保険が使えます。1回20〜40分で、3割負担の方で約250〜1,100円が目安です
(別途、診察料等がかかります)。
■ こんな方はご相談ください
・肩が上がらず、着替えや洗髪がつらい
・夜、肩が痛くて眠れない
・痛みは引いてきたが、肩の動きが戻らない
・注射を受けたが、そのあとどうすればよいか分からない
・反対の肩も痛くなってきた
